SUUMOリサーチセンターが推進する、研究プロジェクトをご紹介します。
わたしたちが考えるRaaS(Realestate as a Service:リアルエステート・アズ・ア・サービス、略して、ラース。リアース(REaaS)とも言う)とは、不動産を”仮想化”し、アセットを特定の単一用途に限定することなく、その可能性を引き出して、利用者のニーズの変化に細やかにあわせて利用していくというコンセプトです。不動産をRaaSとみなすことにより、不動産をアセットとして捉えるだけでなく、使われ方に着目することで、もっと柔軟に不動産の価値を引き出していきます。
加熱する不動産テックについての議論を、消費者・生活者と不動産業に携わる方たちのなんのためにテクノロジーが寄与しうるのか、消費者・生活者からの視点と事業者からの視点を整理し、有益な技術の発信と普及、見極めの一助とします。
不動産物件の住み心地・快適度を定量的に評価するためのIoTセンサの開発と実証実験を行なっています。防音性能や断熱性能など、住んでみないとわからなかった住宅の性能の比較を可能にすることで、物件探しにおける不の解消を目指しています。東京大学 山崎研究室、北海道大学 北垣研究室との共同研究です。
だれもが自分にぴったりの街と出会えるように、住みたい街についての意識調査を中心に、マーケティングリサーチ、ネットワークサイエンスなどの手法を活用しながら、街に関する意識の調査、分析を行なっています。 住みたさは、なにに影響を受けているのか、本人の意向や状況とあう街はどのようなところなのか、といったことを関心テーマとしています。
「空き家」問題とはいったいどのようなことが問題なのでしょうか。本研究は、われわれ独自の空き家率の推定や、空き家があることによる影響についてを、SUUMOや他のデータを活用し、実証を試みたものです。
住宅セーフティネットの研究は、居住安定のためには、どのような制度があるべきなのか、そのためになにが家賃滞納を引き起こすのかということなどについて、実証的な分析から検討しています。
リフォーム実施者調査は、300万円以上のリフォーム実施者の意識や行動の把握を目的とした定点調査です。リフォーム実施費用やきっかけ、重視条件などを聴取しています。
賃貸契約者動向調査は、賃貸物件を契約した人の行動実態やニーズを把握することを目的とした定点調査です。検討のきっかけや重視条件、設備ニーズ、見学した物件数や不動産会社店舗への訪問数を聴取しています。また、時所に応じて、オンライン化する賃貸のお部屋探しの動向についても調査しています。
新築一戸建て契約者動向調査は、新築分譲一戸建て市場の実態をつかむために、エリア別の新築分譲譲一戸建て契約者を対象とした調査です。世帯主の平均年齢、世帯構成、共働き比率、世帯総年収、自己資金比率、購入理由などの時系列比較を行っています。
住まい探しの選択肢は幅広く、途中までマンションを探していた人が結局一戸建てにした、ということもありますし、思ったように見つからずに検討をやめてしまうという声もよく聞きます。このように、物件の種類ごとに契約にまで至った人の声から見えてこない、住まい探しの実態を理解するのが、住宅購入・建築検討者調査の目的です。