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住宅長寿命化大作戦

住宅長寿命化大作戦

調査

『住宅長寿命化大作戦:リクルート住宅総研の200年住宅論』は、消費者の視点で住宅の長寿命化の実現を検討した調査レポートです。既存住宅の流通を考えると、住んでいる人が自らの住宅に手を入れ、魅力的なものであり続ければ、きっと売るときも、ほしいと思ってくれる人が現れるのではないでしょうか。だれしも、新築住宅を買うときは、一生の買い物と思い、細かいところまでこだわりますが、存外、住み始めてしまうと、手入れがそこまでできているとは言いづらいものです。

ともすると、住宅自体の性能というハード面に議論が集中しがちな、住宅の長寿命化の議論ですが、
「愛着」というソフト面の、住まいを大事にする気持ちに着目してみよう、というのが本調査レポートの出発点でした。

住宅の長寿命化については、建物の維持や改修に関わる問題、既存住宅流通市場の問題、関連して住宅金融の問題、住宅に関わる現行法律の問題などの幅広い問題がシステマティックに組み合わさっています。この問題を解くために、英国ロンドンをベンチマークとしつつ、サーベイ、フォーカス・グループによる調査から、住宅の寿命についての両国の意識比較を行い、「消費者の視点」からの答え探しを試みました。そして、制度比較、経済学的意義、社会システム、都市・建築理論などの視点から論考しています。結果、ロンドンにおける長寿命住宅への「愛着」や、単に建物だけでなく、街と共生して魅力を高めている周辺環境の重要性を浮き彫りにすることができました。