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既存住宅流通活性化プロジェクト

既存住宅流通活性化プロジェクト

調査

『既存住宅再考:既存住宅流通活性化プロジェクト』は、今では当たり前になった「リノベーション」という手法が、既存住宅の流通活性化に大きなポテンシャルがあることを提言した、記念碑的な調査レポートです。

本調査レポートが刊行された当時も、既存住宅流通は官における重要テーマとして、とりわけ住宅購入検討者と売り手の情報の非対称性の課題が強く議論されていました。しかし、我々の視点は少し違います。ありていにいえば、情報の非対称性とは、情報が伝わりさえすれば買い手は欲しいはずだ、ということが前提になっており、その上で情報が不足しているということが問題だ、ということです。しかし、既存住宅は、十分に欲しいと思ってもらえるだけ、魅力的なものになっているのでしょうか。住まいの経年変化は、趣を生まず、単にみすぼらしい、と思われているだけなのではないでしょうか。そのような問題意識から、
住まいそのものの価値に手を入れるリノベーションに着目し、「既存住宅の流通」と「リノベーション」がセットで語られることを企図しました。

そのため、本調査レポートは、既存住宅の流通市場について、不動産関係者のみならずリフォームや建築・設計、あるいはインテリア業界、金融業界等の方々の目に留まることを意図しています。その上で、市場の現状理解、既存住宅市場に関する日米比較、既存住宅市場が当たり前になった後で重要になるであろう「近隣地域の質の高さ」や「住環境のよさ」とは何かということが準備条件であること、東京圏とカリフォルニア州での既存住宅への意識の違いについて、事業者の先進事例や広く世界に目を向けたサーベイを交え、調査しています。