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調査データ・研究実績

2014年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査 (首都圏版)

リリース日 :
2015
7
13

株式会社リクルート住まいカンパニー(本社:東京都中央区 代表取締役社長 野口 孝広 )は、賃貸物件を 契約した人を対象に調査を実施してきましたが、このたび2014年度の契約者調査の結果(2015年5月実施)をまとめましたので一部を抜粋してご報告申し上げます。

部屋探し時の利用情報源で、スマートフォンサイト・アプリ利用率が29.9%と昨年より7.2ポイント 増加。スマートフォンサイト・アプリ利用率の増加傾向が続く。利用率トップのPCサイトは3年連続で 減少し、2014年では49.2%。

利用した情報源は、「PCサイト」(49.2%)がトップだが、2012年以降減少傾向が続く(2012年 61.2%→2014年49.2%)。「PCサイト」が減少傾向をみせるのとは反対に、「スマートフォンサ イト・アプリ」の利用率は、2012年18.5%→2013年22.7%→2014年29.9%と連続して、大きく伸 びている。

世帯構成別にみると、【女性社会人】では特にスマートフォンの利用率が高く、43.2%となっている。 一方【男性社会人】はスマートフォンの利用率が低く12.9%。また【ファミリー】では、特に「PCサイト」の利用率が低く40.6%。

部屋探しに利用した情報源

不動産会社店舗への訪問数は平均1.7店舗。 「0店舗(訪問していない)」は12.2%と過去3年間の 調査で最も高い割合。

訪問した不動産会社店舗数は「0店舗(訪問していない)」が12.2%で、10人に1人は一度も不動産会 社へ訪問せず物件を決定している。「1店舗」が(42.8%)、次いで「2店舗」(25.9%)、「3店 舗」(12.3%)が続く。

世帯構成別にみると、【男性社会人】は「1店舗」のみが52.4%と全体より高い。

部屋探しのために訪問した不動産会社店舗数

見学した物件数は平均3.4件。見学数「0件(見学していない)」は9.5%、「1件」は15.2%。

見学した物件数「0件(見学していない)」が9.5%で、約10人に1人は一度も物件を見学せずに物件 を決定している。 全体でみると、見学した物件数は約6割が3件以下である。

世帯構成別に大きな差は見られないが、【男性社会人】は「1件」の割合が他の属性より高い。また、 【学生】と【男性社会人】は平均値が2.9件と3件を下回る。

部屋探し部屋探しの際に見学した物件数


続きをご覧になりたい方は、以下より本編をダウンロードください
本編では、以下のトピックスについて説明しています

  • 入居時の設備・仕様について、全体でみた必要度(次に引越す時は(も)絶対欲しい)の1位は「エア コン付き」で71.0%、2位「都市ガス」56.9%、3位「TVモニター付インターフォン」44.3%と続く。
  • 入居時の設備・仕様について、これまでに利用経験がない人に限った場合の必要度(次に引越す時は (も)絶対欲しい)は、1位「都市ガス」25.7%、2位「無料もしくは安価な高速インターネット接 続」17.2%、3位「断熱・遮熱性能の高い窓」16.6%。
  • 1物件あたり写真20点を見ることができる不動産検索サイトがあるとして、今後さらに欲しい/ある と嬉しい情報は「実際に物件を内見しているかのような内覧動画がある」が最も高く43.7%。
  • 現地を内覧しているような動画としてニーズが高いものは「部屋の中を実際に移動し、動線が分かる 動画」(72.6%)、「リビング・各居室全体を映した動画」(60.7%)、「キッチンや水回りの設備 を稼働させてる動画」(57.2%)が上位。
  • 借主負担DIY型賃貸借契約を認知している人の割合は10.3%。入居後にリフォーム・カスタマイズを 実施したことがある人の割合は12.3%。
  • 自宅で希望するインターネット通信環境は「もともと物件に付いている光回線などの高速ネット通信 (無料・家賃に込)」が最も多く40.3%。
データご利用の際の注意点

出典元を明記していただければ、基本的にご利用いただけます。
出典元の記入方法は、以下の通り記載ください。

「調査名/(株)リクルート調べ」
(可能であれば、サイトURL (https://suumo-research.com/)も追記ください)

また、データご使用の際は、事前に①ご使用になりたい調査データ名、②使用用途を以下よりお知らせください。

あとがき

「2014年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査 (首都圏版)」を担当したリサーチャー

が担当した他の調査

なし

SUUMOリサーチセンターは、全ての人の「自分らしい住まい」との出会いを応援するため、住まいと暮らしの調査研究を行っています。

SUUMOリサーチセンターは、SUUMOの調査研究機関として、住まいや暮らしについての調査、住まいの品質向上に向けた実証実験、テクノロジーの実態調査を行っています。業界に向けた提言や生活者に向けた発信によって、住まいの価値を高め、ひとりひとりにその価値が届くまでの伴走・支援をしています。リクルート住宅総研としての創立以来、約20年に渡って培ってきた住まいの検討者と不動産事業者に関する深い現場知見とSUUMOという国内最大級メディア運営に基づくデータに依拠した、実現できる未来を発信していきます。

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「調査名/(株)リクルート調べ」
(可能であれば、サイトURL (https://suumo-research.com/)も追記ください)

「IPD/リクルート日本住宅指数(RRPI)」に関しましてはレポートページを必ずご参照下さい。